土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ボクが自腹で実際に購入して良かったアイテムをレビューしています。
今日はコチラ
COLUMBIA BLACK LABEL コロンビア ブラックレーベル
Cedar Bend Jacket セダーベンド ジャケット
アメリカ発のアウトドア用品であるコロンビアのダウンジャケットですね。

コロンビアと言えば?
おそらく知らない人はいないでしょう。
どこかしらで見たことはあるのではないでしょうか。
そうアメリカ発のアウトドア用品メーカーですね。
世界売上高は24年度で日本円で約5,200億円を超える大きな会社です。
今日も街のどこかしらで見かけるはずです。
それだけ日本でも認知されてますよね。
そのコロンビアの本国の企画のブルーレーベルとは別規格のモデルがあって、それがブラックレーベルです。
これはコロンビアジャパンのオリジナル企画になっていて、日本限定モデルとなっています。
COLUMBIA BLACK LABELは、アウトドアブランド「コロンビア」が2016年から展開している、都市生活者向けにデザインされたハイエンドラインです。アウトドアで培われた機能性を持ちながら、洗練されたデザインで、様々なシーンで活躍するアクティブな大人をターゲットにしています。
ということで、アウトドアで使うというよりもそのその機能を活かしつつも街に合うように設計しているラインって感じでしょうか。
今回はそのブラックレーベルのセダーベンドジャケットのレビューです。
ちなみにこのブラックレーベルは毎年定番として継続販売をしていないというかなり強気なシリーズです。
このセダーベンドジャケットも今季しか手に入らないはず。
来年はまた別の名前で変化させたモデルになっているでしょう。
そこだけご注意くださいね。
まずは・・・
結論:
スーツの上から羽織る大人の為のダウンジャケット
これは若い子がカッコ良く羽織るダウンというよりも大人が今の時代のバランスで羽織ることが出来るダウンジャケットですね。
次に恒例の良かったところとイマイチなところを忖度なしに並べます。
良かったところ
・ジャケットの上から羽織ることを前提にしたちょうどいいサイズ感
・ショートコートオジサンにならずに今の時代をさりげなく取り込んだちょうどいいデザインバランス
・表生地が化繊ではなくウール混のギャバジンという他ではない大人の質感
・オムニヒートインフィニティ+オムニテックというアウトドアスペックを採用している安心感
・RDS認証を受けているダウンという信頼感
・あご上までくるフロントファスナーや袖口のリブなどの防寒対策
イマイチなところ
・ダウンの量が少ない気がする
・オムニヒートインフィニティのベースのトリコットニットがささくれた指に引っかかって不安になる
・ポケットの内側の起毛素材がささくれた指にひっかかる素材だった
・袖口のリブも毛玉ができやすそうな素材になっている
・フロントファスナーが左差しというのが慣れないので使いにくい
では画像でご紹介しましょう
























ということで詳しく書いていきますが、最初に言いたいこと。
サイズ感とデザインが秀逸。
これはホントよく考えられています。
ちゃんと研究していないとこのバランスにはならないでしょう。
だいたいこの手のショートコート系のダウンというとフツーのオジサンぽくなってしまいますよね。
そんな風に見えない絶妙なサイズ感にしています。
過度にオーバーサイズにすることなく時代に合わせたゆとり感を持たせているのは素晴らしい。
デザインもオジサンにならないように時代感のある横に適度に膨らましているデティールは高評価です。
特に袖にプリーツをつけてふくらみを出しているのはなかなか他ではみかけません。
これはホントに最高です。
その肝心の表生地ですが、これも他ではあまり見ないT/C(テトロンとウールのこと)素材を使っているのも新鮮です。
ぱっと見はスーツ生地にも見える杢調の綾織り(ギャバジン)になっていて、ツヤがないマットな質感です。
はっきりいって高級感はないですが、そもそも上質さを追い求めているわけではないですから問題ないかな。
使いやすさという意味ではフロント比翼部分のボタンが実にいい。
ベリベリとはがすベルクロは論外としてポチポチとスナップボタンのようなわずらわしさが無くて、自然と留めることが出来る。
スナップボタンだと両手を使うことになりますけど、これだと片手でオーケー。
ここまでは最高なんですけど、マイナスポイントもあります。
ポケットの内側素材がいただけない。
ハンドウォーマーとか理にかなった仕様なのは良いのですが、そのポケットの内側の起毛素材がささくれた指に引っかかる。
ちょっと素材がチープすぎるのが残念で仕方ない。
せめてユニクロくらいのフリースを使ってもばちは当たらないんじゃないかと。
来季モデルは改善してくれるかな。
それとフロントファスナーが左差しなのがどうにも慣れない。普段は右差しに慣れているからなのか、うまくスパッといかないもどかしさを感じます。
ずっと使っているうちに体が覚えるのだろうか。
次に内側に目を向けてみると・・・ギラギラと輝くオムニヒートインフィニティが見えてきます。
これはアルミプリントの一種だそうですね。
実際にはアルミ感はなくて普通の印刷のようなんですが、体の熱を反射してくれて温めてくれるとのこと。
プリント部分に引っかかり感も金属感もなくギラギラしているだけな感じです。
気になるのはそのベースとなるトリコットニットのほうで、ささくれた指が引っかかる感じがします。(インラインの通常シリーズはベースの素材はビニールのようなツルツル素材ですが、ブラックレーベルはそのベースを変更しているそうです)
耐久性は大丈夫なんだろうかとちょっと心配な感はあります。
毎回袖を通したときにガサガサと引っかかっているから。
手荒れを防げば問題ないんですがね。
アパレルの人って意外に手がガサガサなんですよ(クリームあんまり塗れないから)。
ちなみにフードの内側はギラギラしていなくて普通のふわふわのタフタ(ポリの平織)になっているので着用している限りは目立ちません。
ドローコードはフードにはなくて、腰のみについています。
このデザインはアウトドアで使うことを考えていないので、フード部分には不要で問題ないでしょう。
あとは期待していたよりも充填されているダウンが少ない気はします。
スカスカしている感じすらある。
オムニヒートインフィニティとの組み合わせで保温性のバランスを考えてのことなんでしょうけど、もう少しはっきりダウンが入っているのを感じるくらいは充填してもいいんじゃないかな。
マイナスポイントも書きましたけど、総得点ではプラスなんで、悪くはないですよ。
暖かいのか?
気になるよね?
間違いなく暖かいです。
これで物足りない人はもう南極大陸観測用とかにいくしかない。
あとはどれだけ暖かいかですが、ギラギラから想像するほど暖かさは感じないかな。
まず表素材はT/Cギャバジンなので高密度化繊織物のような完全防風でははないです。
表生地の裏面に張り付けているであろうオムニテックという防水ポリウレタン樹脂フィルムだけではカバーしきれない感じはしますので、強風時には若干暖かい空気が逃げていくのがわかる。
ただそれでも体温を奪われるような感じではないので特段気にならないです。
体の輻射熱を利用するオムニヒートインフィニティも体温があれば反射するけでど体が冷え切った状態ではなかなかその効能を発揮しない。
温めている状態だと逆に暑い(日中の電車に乗っていると汗かくレベル)。
確かに暑いときに蒸れる感じはしないけど、欲しい時に欲しい暖かさが得られるかというのとはちょっと違う感じがする。
それでも都内で乾いた冷風からは十分に身を守って幸せを感じるくらいの保温性はあって、じっとしているとオムニヒートインフィニティがじんわりと体温を反射してくれてダウンの蓄熱感とは微妙に違う暖かさに包まれる感じです。
これは単純にダウンのみの暖かさと一味違った幸せな暖かさです。
ちなみに完全防水とのことですが防水性は未知数かな。
ただ撥水性は期待しないほうがいい。
水をはじくのと防水は別物だから。
雨が降ってもコロコロとたまになって転がるのではなくビチャと染みていく感じ。
表生地が染みてもその内側の防水フィルムで防ぐという思想なんでしょうけど、そこまでは試してないです。
まとめると、この適度のふんわりしたデザインにたいして内側に十分にふくらんでくれているので密着とまではいかないけど十二分な保温性は確保しているのでボクは満足できる暖かさを感じますよ。
極寒仕様ということではなく都会の寒い日にごきげんな暖かさを提供してくれるちょうどいいレベルです。
これ以上あったかいといつ着ていいのか分からなくなってしまうでしょう。
実際に着用した画像でご紹介









ポイントはジャケットの上から羽織れるというのデザインでしょう。
普通のオジサンショートコートではないほんのりとゆとりのあるトレンドライクな今の時代を感じるシルエットになります。
若者が今風に着こなすのとはちょっと違う大人の着こなしをすることが出来る。
これだけで価値がありますね。
個人的にはファスナーを上げるとあごの上までくるこのデザインが秀逸かつ暖かくていい感じですね。
そこにアウトドアメーカーらしいテクニカルなオムニテックやオムニヒートインフィニティという男子にはたまらない機能がついている。
重量は約1,223gと軽くはないですが、ふんわりしているのでそれほど重さは感じないですが、人によって重く感じるでしょうね。
これは表生地がボクの見立てでは目付約280gくらいのウール混素材であることも影響しているでしょう。
もしリップストップナイロンだったらもっと軽量化出来ているであろうし、それをせずにあえてこの素材を採用したのは重さよりもこのレアリティのある質感を優先したからでこれは納得ですね。
まとめとしては、大人がスーツの上から羽織れるダウンジャケットとしてかなり完成されていると感じます。
マシュマロマンでもなくただのオジサンショートコートでもなく、現代のトレンドをほどよく取り入れたデザインとサイズんが絶妙で安心して着用出来る。
ゼダーベントジャケットというこのシリーズは今年しか販売しないという強気な販売方法も素敵です。
おそらく来年はこのモデルをベースにさらに改良を重ねた新モデルが出ると思いますが、それを待つか、今手に入れるか。
迷っていると本当に手に入らなくなりますよ。
できればネットで購入するよりも実店舗で試着してみてから決めてみてくださいね!
ということで、相変わらず自分のオーダースーツのことはこんなに詳しく解説しないのに、なぜか親切丁寧に解説レビューしてしまいました!
コロンビアさん、よかったら案件受けいたします!
土方 洋
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