土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

スーツの服地と言えばウールです。

羊毛をはじめとする獣毛繊維が基本となります。

特にウールは神様が与えてくれたプレゼントともいうべき素晴らしい素材ですね。

夏は涼しく、冬は暖かいという二律背反した機能があります。

そして上品な艶や光沢、滑らかな風合いや暖かみのある表情を出すことだって出来ます。

最高ですね。

ところがこの素材とはまったく別の素材も近年急速に普及し始めています。

化学繊維

そうポリエステルと呼ばれる繊維です。

前世紀まではポリエステルなんて・・・と言われていた繊維です。

用途によっては素晴らしい働きをしてくれるのですが、スーツの服地ましてオーダーメイドの素材ともなると視界にすら入らない存在でした。

それが今や当たり前のように存在する時代になってきました。

凄い時代ですね。

もちろんテクニカルな部分で進化しているので、ウールのような表情を出したり、風合いも近しいものも登場しています。

もう昔みたいにポリエステルなんて・・・とは言っていられなくなりました。

ボクが着用しているこのスーツもポリエステルです。

ポリエステル混紡ではなく100%です。

そういう時代なんです。

ボクのような仕立屋も時代に合わせて試行錯誤していく必要があります。

食わず嫌いではなく、まず試してみる。

未来を見据えた新しい価値観を受け入れていく。

それでダメなら戻ればいいだけですかから。

個人的には完璧なウールの代替にはなりませんが、用途を分ければ使いどころが大いにあるなと感じています。

伸縮性はあるし、シワにならないし。

時代的なカジュアル化という流れには対応しやすいし。

ちょっとお得だし。

あれ?

いいこと結構ありますね!

万人にオススメはできませんが、生地選びの参考にしてみてくださいね!

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。