土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

ネクタイはギュッと絞らずにふんわりとした結び目にしてみる

そんなボクのおススメのお話を。

 

  • ギュギュときつく結び過ぎてませんか?

一年の内多い人で約6か月、つまり半年はネクタイをしなくて良い期間になっているのではないでしょうか。

年末年始のお休みを加味すると、もしかするとネクタイをしている期間のほうが短いなんてことも今では当たり前になっているかもしれませんね。

事実としてビジネスにおけるネクタイの重要度は約20年前に比べて驚くほど低下しています。

そもそもネクタイをしていないことに気が付かないはずです。

自分もそうだし、相手がノーネクタイであっても気にも留めないのが現代です。

そんなあっても無くても大して重要ではないネクタイをあえて締めるのであれば、最大限有効活用した方が良いですよね?

そこでボクがおススメなのが、ふんわりとしたむずび目にするということ。

というのもギュギュっときつく結ぶ=勝負と勘違いしていません?

もしかするとそのほうが全体のバランスを崩してしまっているなんてことになっているかもしれません。

・ポイント1…耐久性

現在存在しているネクタイにおいて汎用ネクタイは中の芯地が安価にし過ぎてしまい、きつく絞るとよれてしまい元に戻らなくなってしまう場合があります。

表生地と中の芯がズレて休ませてもいびつな状態になんてこと経験ありませんでしょうか。

一方ハンドメイドタイも実は耐久性はそれほどでもないんです。

表地も約20年前に比べれば打ち込み本数を減らして風合いを現代に合わせていたりしますので、耐久堅牢度はかなり落ちていますので、永久につかえるわけではありません。

そこにきつく結んでしまうとちょっともったいないってなりますよね。

ポイント2…見栄えのバランス

このくらいの絞りシワが入らないくらいが丁度良い。

もうひとつ、全体の装いという意味合いにおいての着こなしのバランスとしてもふんわり結ぼうがオススメです。

現代におけるジャケットの襟幅やシャツの襟型からするとむずび目はきつく結ぶよりもふんわりしたほうが相性がよいです。

装いとは全体のバランスが取れて初めて成立します。

どこかに歪がでてしまうと何かが違うという印象になります。

特に首元はバランスの中心ですから結構大事なポイントです。

そこへあえてネクタイでポイントを稼ぐのであれば、ぜひ実践してみてくださいね。

 

一つ注意するとすれば、だらしない適当な結び方はNGですからね。

キチッと首に合わせつつも結び目はふんわりと。

これがベストバランスです。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。