ターナー(土方)です。

 

立川の伊勢丹と高島屋が午後7時で閉店と知った時。

 

お盆でお休みをいただいて、かみさんのお洋服を一緒に見に行っているとき、高島屋に入りました。

そしたら、蛍の光が流れてくるじゃありませんか。

時計を見ると午後6時55分。

え!?

と思うと同時に、これが基本なんだと思い出しました。

今までが麻痺してたんだと。

 

営業時間って意識したことありますか?

 

コンビニは基本24時間営業ですよね?

スーパーも深夜までやっているところが多い。

そして、ショッピングモール。

これも遅くまで営業している。

それが当たり前になっている。

いつでも、どこでも欲しいものが買える。

 

そう思ってませんか?

 

少し考えてみてください。

どこにいってもお金出せば買える。

こう思っていませんか?

 

思い出したこと。

 

売ってくれる人が働いてくれているから、買える。

作ってくれている人がいるから、買える。

 

そこで働いてくれている人たち、がんばってくれている人がいるからこそサービスを享受出来る。

どれだけお金があろうとも、そこに人がいなければ売買は成立しません。

どれだけお金があろうとも、作る人がいなければ売買は成立しません。

 

便利な世の中です。

そもそもリアル店舗に行かずとも、ネットでお買い物ができる時代。

24時間受付してくれている。

それが、当たり前だと思っていませんか?

その裏側にはちゃんと働いてくれている人たちがいるんですよ。

 

伊勢丹、高島屋に話戻しましょうか。

デパートにはものすごく多くの人たちが働いています。

その人たちも、人間なんです。

同じく生活があるんです。

サービス業界で生きる人たちも、同じように生活しているし、したいのです。

 

それが、いつの間にか、行き過ぎた売上至上主義、もっといえば売上を下げないように、ぶっちゃければ競合店と売上の取り合い、

やさしく言えば、顧客サービスとして、ますます現場スタッフに理不尽な負担を強いているってこと。

 

かつて小売りの神様とかいらっしゃいましたでしょう?

もてはやされていた。

サービスの神髄とは、とかね。

あの時は、なんでもモノが売れた時代。

今は、モノが溢れている時代。

だから、神様も経験したことない時代です。

だから、ますます過激になっていく、サービス合戦。

現場が追いつかない。

そのもっともたりえるのが、営業時間。

 

そろそろ、基本に戻りませんか?

そんなにやりたきゃ、トップみずから現場に降りてやればいいんです。

早朝から深夜まで、昔には無かった、高度な手間と神経を使うサービスを、作業をやればいい。

 

買う側も、もう少し普通に戻りませんか?

いつでも買えるのが当たり前の前に、

売ってくれる人が働てくれている、

作ってくれている人がいるからこそ、

商売が成り立っている。

そのお買い物には上下関係なんて無く、あくまで人と人であり、対等なんです。

 

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立川の高島屋が午後7時で閉店だと知った時、

ボクが思い出したのは、概ねそんなことです。

 

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。