【チェンジポケットのお話】
スーツには用途不明なポケットがあります。
それが、チェンジポケット。

チェンジ=Change
小銭って意味です。
昔は小銭とかチケットなんかをいれていたんでしょうね。
というより、今のスーツ=ビジネススーツという流れを作ったのは、アメリカですからね。
イギリスじゃないと言われてるんですよ。
もちろん今のスーツの原型を作り上げていったのは、イギリスです。
ですが、あくまでも紳士の嗜みとしての衣類だったんですね。
チェンジポケットはそのイギリス紳士の時代の名残です。
当時小銭入れとして本当に使っていたかは定かではないですね。
懐中時計を入れていたとか、
ハンティング(狩猟)の時に薬莢(鉄砲の弾みたいなものね)を入れていたとか、
いろいろな説があります。
今の時代はなんなのか?
アクセントですね。
なんだか、カッコイイじゃないですか。
前にもいっていますけど、
フロントポケットにモノは入れてはいけないのが今の時代ですから、
当然チェンジポケットにも小銭を入れて使うということはしないほうがいいです。
強いてあげるなら、このチェンジポケットで腰位置が高く見えるので、
視覚効果として、ハイウエストな印象を与えることが出来るってことでしょうか。

使わないけど、ちゃんとポケット。
それがチェンジポケット。
オーダーメイドだといろんなことが出来るんですね。
楽しいでしょ?
土方 洋
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